No.34
子ども夢フォーラムNews (2006.1.15発行)
みなさま 今年もよろしくお願い申し上げます。
2006年、戌年! 新しい年へのバトンはもしかして大雪?とおもうほど、12月初めから連日降り続けた雪。
でも2年前のドカ雪の教訓が生かされていたのか、道路の除雪はスムーズに行われていて
助かりましたが、
駐車場から車を道路に出すまでに一苦労、慣れない雪かきに筋肉が悲鳴 をあげていたり、風邪を引かれた
かたなどいらっしゃるのではないでしょうか、どうぞお 大事になさってください。
冬型はまだまだ続くようですが、学校も始まり、ようやく普通の生活のリズムを取り戻された頃でしょうか。
ニュースは実り多かった全国フォーラムのご報告から・・・
「チャイルドライン全国フォーラム2005in広島」のご報告
「うんうん・・・そうなんだね」ー子どもに寄り添って
【日程】2005年11月26日、27日
【会場】広島市国際会議場、広島YMCA
【内容】★基調講演「呼ぶ声と応える声ー子どもと大人の信頼の絆」
服部祥子氏(大阪人間科学大学教授)
★シンポジウム「子どもたちの今ー大人がすべきことは?」
シンポジスト:天野秀昭氏(日本冒険遊び場づくり協会)
西野博之氏(フリースペースえん)
定本ゆきこ氏(京都少年鑑別所・法務技官)
コメンテーター:服部祥子さん
コーディネーター:清川輝基(チャイルドライン支援センター代表)
【参加者数】2日間のべ700名
被爆60年を迎えたヒロシマでのフォーラムの開催。開会前に原爆慰霊碑に献花、平和への祈りを捧
げ、会場へ。
「どうやったら子どもたちが生きている実感をもてるのか。子どもたちと共に生きよ
う!」の力強い牟田代表の
言葉でフォーラムの幕がきっておとされました。つづく秋葉広島市長の ご挨拶では、広島で数日前に起きた悲し
い事件(小1少女)にもふれられ、胸に熱く響くものでした。
シンポジウムでは、パネリストらの子どもに対する熱い想いが、それぞれの活動を軸に語られ、い
ずれも同感す
るところが多く、あらためて子ども観を拡げる機会になれたように思います。 服部さんは以前金沢にもお見えに
なったことがありご存じの方もいらっしゃると思いますが、「生 きてさえいればなんとかなる。生きているだけ
ですごいこと。あなた生きているんだよ」と、言っ てあげる人がいてほしい。だからチャイルドラインが大事!と。
チャイルドラインの重みと役割の重大さに身の引き締まる想いを新たにしました。
現在、チャイルドラインは34都道府県61団体に拡がり、年間10万件の子どもの“生の声”を受けとめ
ています。
だからこそ、なおさらのこと、子どもと向き合うための精進が欠かせないと思っています。
二日目は、チャイルドライン関係者のみで、6つの分科会を行いました。
【チャイルドライン・いしかわ】から参加した4名の方の感想を掲載させて頂きます。
私にとって初めての全国フォーラム参加。まず規模の大きさに驚いた(大勢の
人)。
今回、参加してCLの歴史(歩み)を知るとともに、子ども夢フォーラム の歴史と歩みを振り返ることが
でき良かった(帰ってきてから)。 服部先生の話からは、精神科で関わってきた子どもからの具体的な
やりとりを 聴かせてもらい、今の子どもたちの姿がみえたように感じたし、感銘しながら
お話を聴かせ
ていただくことができよかった。分科会では、支え手と受け手と の関係の話「支え手の質によって受け
手が決まる」という言葉が印象的だった。 CLで子どもの声を聴く上での体制の大切さを学んだように思う。
そしてなんと 言っても帰りのハプニング。一時はどうなるかとハラハラドキドキだったが、
最後にはちゃん
とオチがあった広島ドタバタフォーラム?(笑) 初めて参加した私にとって充実した全国フォーラムでした。
本当に有り難うご ざいました。来年は全国フォーラム という形ではないようですが、都合
がついたらまた
参加したいと思いま した。
今まで『聴く』ということを研修会や学習会などで何度も耳に
していましたが、今回の全国フォーラムの
講演の中で、相手の 存在感を感じとり、その表情をイメージし、それを自分の中で
そしゃくして、相手に
答えるということなど、耳だけじゃなく、 頭など身体を使って聴くのか、、、ってこと、新たなオドロキ!
がありました。また、分科会では、色々な所から集まった方からたくさんの意見がきけて自分の器が広がる感
じでした。次の機会には皆さんで参加したいと思います。
天まで吸いこまれそうな青空。おもわず原爆ドームの前で記念写
真。 広島はとても明るかった。
会場には次から次と参加者が集まり、ちょっと気 後れがするほど熱気に溢れていた。
メモの苦手な私のレジメには、「凧(子 ども)には意志があり、ただどんなことがあっても糸を
離さないよ。」 「不健康なまま生きさせてよ。」「人間が人間の力でどうにかなると思う傲
慢さ」
「生きてればよい。」などいくつかある。全く自分にとって都合のい いところしかメモってないが、
本当にこんな心持ちになれたらいいと思う。 CLといっても、運営・組織体制などそれぞれ違ってい
ることに驚いた。受け 手が学生であったり、支え手が専門家であったり、モニターが入ったり、
県 の事業とタイアップしたりと。しかし、いつもCLの理念に立ち返り、電話の 声に寄り添うことが
大事なことだと、なおさら強く思った。今、私にとって CLは何なのだろうと考えてみたが、難しい。
ただ今回のように楽しい研修が できる仲間がいて、私が支えられていることは間違いないと思う。
仕事に行き詰ったまま、自分を励ますつもりで広 島へ。よかった!内容も石川県会員との交流も、
広島焼きも!最高 でした。基調講演で印象深かったのは「人の生には『生きる力の火
種』が必要である」ということ。
生きる火種とは人にとっては愛、 人の生を紡ぐ糸巻きの芯のようなものだと感じました。芯がしっか
りしていれば、
少々偏っても巻き直しや重ね巻きができる。またそ の火種は自分で灯す力が必要で、受け手の「心をこめて」聴くとい
うかかわりがその人を支えることにもなるということでした。 そうか、火種に息を吹きかける役ね…何だか体の中が
ホカホカして、 力をもらった広島でした。 二日目、社会発信の分科会に参加しました。子どもにはCLの存在を
知らせる
こと、CLが社会に伝えたいことを明確にすること、また、 ほとんどのグループが、資金集めはCL活動を支える重要課題と
捉え ているようでした。知恵を出し合って乗り切ることの大切さを感じ ました。白熱した討議も昼過ぎに終了。広島の
最後は何と言っても 広島焼き!いざ教えてもらった店へ!地元のおじさん、おばさん達
の熱々を頬張るヘラ捌きに感心
して真似てみたけれど、やたらと口 の周りについて上手くいかず脱帽!今度は聴くこともヘラ捌きも練
習積んで、また
広島にいきたいなあ…。
〜「石川県次世代育成支援シンポジウム」に参加して〜
'05.12.20(火)13:30〜16:30
ジョブカフェ石川(広坂庁舎1号館)
当日は、大雪が一時的に小康状態になり運良く晴れ間も見えた日の午後、石川 県主催で上記のシンポジウムがありました。
150人ぐらいの参加者で会場はほ ぼ満員。テーマに対する関心からかスーツ姿の男性が多く目につきました。
【基調講演】
「ワーク/ライフバランスを考える ー少子化の進行と企業の人事管理と私たちの働き方ー」
太田芳枝氏(財)21世紀職業財団顧問
少子化の進行、政策の方向、これからの企業の人事管 理などについて話されました。
平成6年厚生省のエン ゼルプランでは、仕事・家庭の両立支援、子育てコス トの検討、
地域の子育て支援センター設置をうたい、 平成11年の新エンゼルプランでは、子育て支
援サービ スの充実、雇用環境整備、母子家庭の医療体制充実。 平成17年から10年間、
次世代育成支援対策推進法施行 により、300人以上規模の企業で子育て環境の整備が
義
務づけられるようになりました。政府の子どもにか ける予算は、高齢者の20分の1で、
選挙権のある高齢 者に手厚いのだそうで、ちなみに60兆円:3兆円です。
こうした偏った予算化のツケが、未来の有権者を激減させる
ことにつながるとは皮肉なことです。
今後、多様な働き方の 中に今まで以上に子育てをどう位置づけていくかが、安定し
た労働力と質の
確保につながると感じました。仕事を続けな がら安心して子育てしていけるよう、企業や家族の
理解が欠 かせません.急な発熱や怪我など、子どもの成長段階では良く ある事。子どもにとって
優しい親の顔は何よりの特効薬。 そのたびに子どもをとるか、仕事をとるか、という酷な選択
に
追い込まないような子育て重視の職場環境と子ども観を持 ち合わせつつ、子どもを社会に迎え入
れたいものです。
【パネルディスカッション】
「子育てを『共に支え合う』社会に〜企業と地域と家庭から〜」
コーディネーター:小西滋人氏(金沢星稜大学教授)
パネリスト:才田巌氏(社)県労働者福祉協議会専務理事
富田征子氏 カミオ(株)代表取締役
長戸英明氏 (社福)吉竹福祉会理事長
高木眞理子 子ども夢フォーラム代表
パネリストとして、この場に同席させて頂けたことにまず感謝です!それぞれのパネリストからは、
緊急サポートネットワーク委託の概要、2店舗に保育所設置の話、子育て中の母親負担感を保育園園長の
視点ならではのお話など、それぞれ特色あるお話でした。少子化は深刻な問題で憂えることですが、
子ども、母親、父親、それぞれの“今”を支えあい、活 力を取り戻すこと、そのために様々な切り口からの
複 合的な支援が必要だと思います。その意味からも今回、 子どもの声に光りをあててくださった県健康福祉部、
商工労働部の担当者の方々に感謝です。有り難うござ いました。この場を借りてお礼申し上げます。
親子間でさえ、自分の想いを相手に伝えたり、相手の想いを
受けとめたりという、“想いのやりとり”を生活の
中で削い できたように思います。最近、虐待死は事実だけを小さな記 事で伝えています。私たちは、悲惨な子ど
もの状況を心から 痛む気持ちと、それに対して何かできることはないのだろう かと、一瞬でも心を巡らす優しさ
を持ち合わせたいものです。
【ゆるやかに人育ちネットワークの動き】
〜子育てキャラバン隊7,7〜
昨年、11月にスタートした子育てについて考えるキャラバンは、 各地域の人たちに準備して頂きながら
実施しています。実施毎に その輪が拡がっていくのを感じます。
(これは、2005年ドコモ市民助成を受けて実施しているものです)
in小松
11月17日(木)
小松市第一地区コミュニティセンター
シンポジウム「がんばらないで、お母さん」
分科会:グループに分かれて思いの分かち合い
地域の世話役:わくわくサミット
in加賀
1月15日(日)
セミナーハウスあいりす
前半「子どもたちの声を聴き続けて、今子どもたちは」
後半「暴力から身を護るセルフディフェンスワークショップ」
「親と子のコミュニケーション講座」
「不登校、引きこもりとのかかわり、解決の手だてについて」
地域の世話役:学びの小屋
in白山市
3月19日(日)
「宮本みちこさん」若年者就労支援の国の実質的ブレインと
「和田重宏さん」はじめ塾、神奈川教育界の重鎮のような方の
お二人をお招きして、熱く、厚い内容に、乞う、ご期待!
この後、キャラバンは、月(かほく)、6月(穴水、七尾)と続き、
7月(金沢)で ファイナルの予定です。